さよなら、あさちゃん
悲しいご報告です。
実は、GWに入る1週間ほど前にあさちゃん(チビ軍鶏)が天国へ行ってしまいました。
あまりにショックすぎて、今まで報告できずにいました。
原因は…ヘビです。1.5m近いアオダイショウ。
去年の夏も夜中に卵を狙ったヘビが小屋に侵入し、鶏たちが大騒ぎして、家の中にいたわたしもびっくりして小屋に様子を見に行きました。
その時はちょうど休卵期で卵を産んでなかったので、ヘビと鶏は一定の距離を保ちにらっめっこ状態でした。
わたしも大概パニックだったんですが、とにかくヘビを外に出さねば!と思い、口に懐中電灯を加えて、デッキブラシとスコップ(大きいやつ)を両手に持って必死に外に出しました。
深夜0時頃だったので、外に出すのが精一杯でした。
翌日職場のおっちゃん・おばちゃんに話すと「ヘビはたばこの匂いが嫌いっていうけん、明日吸い殻持ってきちゃらえ」と言い、持ってきてくれました。
冬までは定期的にたばこの吸殻を貰い、小屋の周りにまいていました。
その効果があったのか、その後ヘビは来なくなり、そのまま冬になり冬眠したようでした。
なので、すっかり気が緩んでいました。
温かくなり、ヘビが動き出すことが頭からすっぽり抜けていました。
この時あさちゃんが巣ごもり(抱卵)に入ったので、友達に有精卵を譲ってもらって卵を孵しているところでした。
卵はあと1週間ほどで孵る予定でした。
あさちゃんがやられた日の夜、豪雨と言っていいほどの大雨でした。
かすかに鶏小屋から鶏が騒いだ声が聞こえたのですが、すぐに静かになり大雨だったのもあり、気のせいかな?と思って様子を見に行きませんでした。
翌朝、ごはんを入れに鶏小屋に向かうと、巣箱で卵を温めているはずのあさちゃんの姿も卵も、ない!!!
嫌な予感しかしない…と、小屋の隅を見ると変わり果てたあさちゃんの姿が…。
小屋を開けて入ろうとしたとき、顔の左側で動く姿がちらっと見えて、恐る恐る顔を向けると…ヘビーーーー!!!
まだ小屋にいる!!!ここで駆除しないとまた来る!何度も来る!ヘビは執念深いぞって職場のおばちゃんが言ってた!!!
と、思い出し、とりあえず一旦小屋を閉めて、ヘビを駆除することにしました。
が、しかし。わたしヘビなんぞ駆除したことないんやけど!?ヘビってどうやって仕留めるの!?とあたふた。
とりあえずダメ元で友人Sさんに連絡。
案の定これから仕事だったので、ヘビの仕留め方を電話口で教えてもらいました。
でも、わからん!むりー!と泣きついたら、「もう行くわ!職場には1時間遅れるっていうたら大丈夫!」と言って駆けつけてくれました。
15分ほどでSさんがやって来てくれて、小屋に向かい「こうやって持って、こう!(頭を潰して、首を落とす)」と教えてもらいながらヘビを駆除してもらい、あさちゃんも一緒に埋葬してもらいました。
ほんとにありがとう、Sさん。持つべきものは(知識と経験のある)友達…。
次ヘビ来たら、一人でも戦います。
あさちゃんは卵を守るために戦って、絞め殺されたと思われます(噛まれた後も数か所あった)。
ヘビは卵を狙ってくるので、抱卵中でなければ、あさちゃんはやられてなかった可能性が高いです。
(あさちゃん、ちゃんとお母さんしてたんだ…えらい…って思うとずーんとくる)
小屋を覗く度に「あ…あさちゃんもういないんだ」と落ち込み、卵を孵化させようなんて思わなきゃ良かったと落ち込み、前日の夜に小屋の様子を見に行けばよかったと落ち込み、とにかくしばらくどんよりでした。
ヘビも生きていくために必死なのはわかるけど、あさちゃんを絞め殺さなくても…と何度も思いました。
あさちゃんはわたしにとって特別な鶏です。
初めて飼った鶏で、鶏ってこんなに賢いんだ!懐くんだ(宅急便のお姉さんにもついて行ってた)!かわいい!って思わせてくれて、鶏のすばらしさを教えてくれました。
しかも見た目もかわいい。普通の鶏とちょっと違っていて、トリの祖先ってほんとに恐竜なんだな~って思えるあの恐竜っぽいフォルムが大好きでした。
今もまだ小屋を見て「あぁ、あさちゃんいない…」って落ち込む時はありますが、この経験を生かしてまた新たなヘビが卵を狙って来ないように&侵入しないように、しっかり対策をして今いるうっちゃん・けいちゃん(烏骨鶏)を守りたいと思います。
去年はイタチにこっちゃん(黒烏骨鶏)をやられて、今年はヘビにあさちゃん…。
敵が多い~!!!!小屋の強化が必須やなぁ…何とか夏までにはやりたいな…。
めげずに対策がんばります。
では、このへんで。