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一期一にゃん

2023年8月12日

我が家には、2匹のねこがいる。

一匹は黒猫のくろ(♂)。もう一匹はサビ柄のむぎ(♀)。

今日は、この2匹のねこたちとの出会いについて書こう思う。

まず黒猫のくろ。

地元に引き上げて、お家も借りて、仕事も決まって一段落ついた頃だった。

「ねこ、飼いたいなぁ」と、ふと思った。

子供の頃から、ずっとねこがいる環境で育ったので、生粋のねこ派だ。

お家は小さな平屋の一軒家だけど、お借りしている物件。
きっとペット、ましてやねこなんてムリだろうと思っていたが、ダメもとで大家さんに聞いたところ…

なんと、ねこOK!をいただいた。

そのことを母に話した数日後「知り合いがのっぴきならない事情で、ねこを飼えなくなって里親を探してる」との一報が!

詳しく聞いてみると、「一歳のオス猫で、去勢済み。鍵尻尾の黒猫」とのこと。

正直子猫を探していたので、「んんん?1歳ってもう成猫やん!」とあまり良い反応ではなかった。

しかぁし!!!後半に注目。鍵尻尾の黒猫!はい、ここね!

BUMPファンの方ならお気づきだろう。
かの有名なBUMPの「K」という曲に出てくる勇敢な猫が、鍵尻尾の黒猫だということに。

疼くオタク心を抑えられなかったわたし。
これはもう運命じゃない?
そもそも1歳のねこの里親なんてなかなか見つからないだろうし…。

ということで、後日くろと顔合わせをしにお家にお伺いした。

くろはめっちゃくちゃ人見知りで、全っ然姿を見せなかった。
これはわたしが断ったら、ほんとになかなか里親見つからんのちゃうか?って感じだった。

不安は大きかったけど、里親になることを決意した。
不安よりもオタク心が勝ったのだ。

家が整ってからくろを迎えて、最初の2週間くらいは、毎晩「ナオーン!ナオーン!!」と大声で鳴きまくりで、全然ゆっくり寝れなかった。
その時はまだ仕事も始まってなかったから、寝不足でも耐えれたけど…なかなか辛かった。

そんなくろも今ではすっかりうちの子(^^)

次にサビ柄のむぎ。

彼女は、ある日突然職場に現れた。

調理場の裏口にいつの間にか居ついてて、小さくてガリガリの子猫だった。
見かねて調理場のみんなで、こっそり餌付けし始めた。
すると、みるみる懐いて、足元にすり寄ってくるようになった。
でも、ここで飼うわけにはいかんし、厨房的には衛生上良くない。

職場の栄養士(ポンコツコミュ障)も「あの猫、最近妙に懐いてませんか?餌あげてないですよね?山に置いてこようか。」などと言い出して、こりゃぁ保健所か山奥に行きも時間の問題だなと思い、わたしが連れて帰ることにした。

飼うつもりで連れて帰ったけど、くろと相性が悪かったら、里親探さなきゃな。

そう思いながら、顔合わせさせてみたら、お互い「なんやこいつ?」って感じはあったけど、思いのほかすんなり受け入れたようで一安心。

そのあと休みの日に病院に連れていったら、驚くことに子猫だと思っていたむぎは、なんと生後約8か月と判明!大人だった。
先生曰く「小さいときに十分食べれなかったから、大きくなれなかったんだろう」とのこと。
(後にお腹にマンソンという虫がいて、虫下しの治療をしました。う〇ちにきしめんみたいなのがおってギョッとした)

体重も増えて、避妊もして、すっかり飼い猫らしくなった。とんでもないおてんば猫で、家中ボロボロになったけど(笑)

室内飼いを心がけてたけど、むぎはやっぱり外が好きで、隙あらば脱走してた。
外でのびのび楽しそうにしてる姿を見ると、出してあげた方がいいのかなと思うようになり、わたしが家にいるときだけ出してあげるようになった。
2~3時間したら、ちゃんと帰ってくるし、これでいいかなと思っていた矢先に、彼女は家出した。

最近野良猫が来ていたから、喧嘩して逃げてるうちに迷ってしまったのか…
最初の方は、近所で目撃情報があったので探しに行ったりしてたけど、見つからず(:_;)
その後も目撃情報があったところを見に行ったりしたけど、だめだった。

そんなこんなで2か月も経ってしまった。
野良猫が多い地域なので、エサをあげてる人もいるから、どうにかご飯にありつけて元気で暮らしていてくれたらと願うばかり。
できたらたまに顔を見せに来てほしいな。くろも待ってるよ。

そんなこんなで、これが我が家のねこたちとの出会いと、家族になった経緯だ。
ねこがいる生活ってやっぱり最高に癒される。感謝しかない。

これからもどうぞよろしくね、くろ、むぎ(はよ帰ってこい)。